「暇だね〜」
『そうだね〜』
「アイス食べたいね〜」
『おごれ〜』
「あれ?悠紀ちゃん。タメ語になってますよ?」
『エへ★』
ただ今二人でベットに座りながら語ってます。
「エへって俺一応先輩なんですけど?」
『いいじゃん。なんか那智先輩って友達って気がする〜』
「いくら友達みたいに仲良くたって俺あかつ先輩にタメ語使ったことないよ。」
『使えばいいじゃん!』
「殺されるし…」
『あかつ先輩そんな人じゃないだろー』
「そんな人だって!
怒ると怖いんだから!!」
『それは怒らせた那智先輩が悪い〜』
「そうかもしんないけど…」
『あっ!那智先輩に勝ったぁ★』
「ちくしょー悠紀に負けた〜」
『アハハ〜』
楽しい!那智先輩とはバカできる。
亜紀たちみたいに自然体の私で接することができる。
それは、那智先輩が私に似てるからかも。
人に寄りかかるのが苦手で辛いことを人に相談できなかったり。
本当は嫌なのに、嫌って言えなかったり、
辛いのに辛いって言えなかったり…
那智先輩もどこかで感じてるのかもね。
だから私には本当のこと言ってくれてるの?
キーンコーンカーンコーン…
『あっ!授業終わっちゃった〜…
やっぱり楽しいと時間が過ぎるのは早いな!』
「そうだね…」
『「戻りますか!」』
言った瞬間顔を見合わせた
『「ハモったぁ!」』
『「アハハハ」』
楽しい時間が過ぎるのはとっても早いね。
「じゃね!」
『バイバーイ!』
私は保健室を出て北校舎へ向かう那智先輩に手を振って教室へ向かった。