紅の月『第十八話』魔天凶5

文下手  2006-08-21投稿
閲覧数[306] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「女をいたぶるのは性に合わんが…」覇邪は素早く香織に近づいた。香織には隙があり、対処できない。
「綺麗な顔に傷をつけるのも、悪くない。」香織を腹に蹴りをくらい、柱にぶつかった。
「てめぇ!」信夜が剛刀で覇邪を斬ろうと走った。だが覇邪は信夜の後ろに回り、殴りつけた。香織と同じく柱に叩き付けられた。
「雑魚が。人間が俺に勝てると思っているのか。」吹っ飛ばした三人を見て、覇邪は呟いた。
「雷陣。」地面に模様が発生する。そして内部から雷がいくつも現れた。
「氷華斬!」氷柱が吹雪の様に覇邪に向かって飛ぶ。「…なかなかだな。しかし我には勝てん。冥界斬!」覇邪は闇冥刀を地面に突き刺した。途端ブラックホールの様な闇の円が現れ、闇を放出した。二人は吹き飛び、意識を失う。
「ククククク。冥土の土産に教えてやろう。青き月が現れてから三ヶ月後。紅色の月が現れるのだ。我々は『紅の月』と呼んでいる。紅の月が現れれば魔物は死ぬ。しかし人間と融合した魔物は死なない!我は人を殺し!融合し!生態系、いや神をも越える最強の魔物になる!…ククククク…アハハハハハハ!!!!!」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 文下手 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ