ハワイアンブルーの
夕焼けをバックに
チェリーを添えた
ピンクのソーダを
お一ついかが?
太陽はもうすぐ
僕らの背中で
母なる海と
キスを交わすだろう
僕らはただ
チェリーをくわえて
波間に揺れる
夕焼けを見つめた
誰かが忘れた
ビーチボールが
一人ぼっちで
海に浮んでて…
まるで人間みたいね
って君が言うから
僕は君の手を
握ることもできず
ただ太陽と海のキスを
眺めながら
気の抜けないうちに
ソーダを一気に
飲み干した