合コンをセットした
一応は
個室らしい焼肉屋を
陽ちゃんのために
予約した
合コンはスタートしたが陽ちゃんは
緊張でなかなか
話ができず
ひたすら酒を飲むというマズイパターンに
なってきた
もともと酒好きな
中島もペースが早い
水崎も
おしとやかな
装いとは別に
飲みなれて
遊び慣れてる感じがする
はぁぁ…
(水崎は)陽ちゃんの
手に負える女の子
やないわ…
三人の手持ちぶさたな
酒のピッチの早さに
一抹の不安を
覚えながら
チラと
水崎を見たときに
目があった
ふぅん…
確かに評判だけあって
可愛いなあ
と思った時に
水崎がテーブルの下で
僕の足に足で
ちょっかいをだしてきた
いやいや今日は
陽ちゃんのための
合コンや…
とは思ったが
足でちょっかいを
出し返した
そうして
テーブルの下での
秘め事が続いてる時に
中島が
いつものが始まった
「水崎ばっかりモテてぇ私はまだ処女なのにぃ」
と喚きながら
グイグイ飲んでる
はぁぁ…
と思ってる時に
陽ちゃんも
立ち上がり絶叫した
「僕も童貞なんです」
・・・・・・・・・・
僕が困った顔でいると
水崎が笑いながら言った
「中島と陽ちゃんでスレばええやん」
〜続く〜