今までいろんな過ちを繰り返してきました。
万引き
カンニング
暴力沙汰
警察の御厄介になったことも何度も有りました。
やっていないことは人を殺めることくらい。
散々母を泣かせては頬を叩かれて猛省し、また何かをしてしまった。
繰り返し、
繰り返し、
繰り返した。
二十歳のある日に大学から帰宅し、玄関前で台所で晩御飯を作る包丁と鍋の音が聞こえた。
その時、心の底からホッとした。
何度も泣かせ、叩かれてもご飯を作ってくれる母の有り難み。
今になって判った。
ただ、
後悔の念が心を締め付けているのが口惜しい。