「口笛吹いて」幕開け

 2010-03-29投稿
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転校生の宇野君です

先生に紹介された


小学五年生の春に
僕は転校した



僕なりに
転校に際して考えた


前の学校の
繰り返しはしない…

由美子ちゃんと二人で
全同級生・教師・PTAを敵に回して


由美子ちゃんを
助けられなかった

逃れられない
嫌な思い出があった…



毎日…転校生らしく
大人しく過ごしていたが転機は五月に来た


林間学校に
宿泊に行く際に
ソフトボールの試合を
するために

クラスのリーダーと
副リーダーが各々
キャプテンとなり

一人ずつ指名し
チームにしていくという
子供ならではの
残酷なことが始まった…


転校生の僕は指名されるわけもない…

最後に身体はデカイが
上手く喋れないために
皆に嫌われている
国田と僕が残った


クラス男子は二十人
もう九人ずつに
なってるので

どうせ補欠になる
僕と国田君は
皆の盛り上がりの中で
取り残されている


先生が残酷に促した

お前ら(両キャプテン)
残り物(僕と国田君)も選べ!



ブチっ…血が逆流した…

コラ!残り物つう
言い方はねぇやろ!



先生に
殴りかかっていった


〜続く〜

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