スカバンburn!!最終章 -46- 弟

きゃしー  2010-04-01投稿
閲覧数[345] 良い投票[0] 悪い投票[0]



隆「…悪かったな。あいつのせいで…一応兄として礼言うとくわ。ありがとうな」

慶「ううん。たいしたことしてへんし…」

隆「お前にしてはえらい謙虚やな。」

慶「そんなことない。」

隆「ふっ、まあええけど。そういえば、この前あいつらに会ったんやって?」

慶「あいつら?…ああ、ヒロさん達?」

隆「お前のこと褒めてたやろ?」

慶「…うん、まあ」

隆「俺もなんかあいつらがお前のドラム褒めとって嬉しかったわ」

慶「…何で?」

隆「何でやろなあ…なんかさ、ある意味お前のこと、弟みたいに思ってるからかな」

慶「…?」

隆「だって、よく考えたら俺さ、翼らよりお前と付き合い長いやん?ドラム始めた時からずっと知ってるしな。テツ達よりお前とは関わってるつもりやし…ずっと見てきたからかな。なんかお前は俺にとって、弟みたいなもんやわ。といっても、まだ数年の付き合いやけどな」

慶「…俺が褒められて嬉しかったん?」

隆「そうや。お前自身が褒められて嬉しかった」

左肘で頬杖をつき、隆一は微笑んだ

慶「…」

慶太郎はどこか一点を見つめたまま、コーヒーを口に運んだ。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 きゃしー 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ