ガラララ…。
「転入生よ。」
『こんにちは、名前は、【長谷川大地】です。よろしくお願いします。』
机に俯せになってた私は顔をバッっと上げた。
そこには、大地がいた。
「よろしくな。あや。」
「よろしく…。」
教科書がない彼は私と机を付けた。
私は右利き彼は左利きで
たまにぶつかってた。
私はその度に、顔が赤くなった。
それから私は、大地と仲良くなっていた。
休み時間しか会えなかった時より、嬉しい。
『秋休みは楽しかったか?でも、勉強はやったよな。』
先生が言った。
彼の顔を見たら、悲しげな顔をしてた。
それは、フラれたからだろう。
「大丈夫だょ。私も最近好きな人に好きな人いるって分かったし。」
『あやも失恋したんだね…。』
小声で話していた。
失恋…の言葉に涙が出て来た。
私は、彼に保健室に連れていかれた。
保健室にはダレもいなかった。
『おもいっきり泣け。』
その言葉にベッドの上で泣いた。
いつの間にか私は寝ていたのだ。