起きた時には、布団が掛けてあった。
保健の先生が
「大地君がやってくれたのよ。」
私は、保健室をでた。
大地にお礼を言いに行こうとしたとき。
友達のかなが来た。
『ごめん。大地君が来て変な事言ったかも…。』
話によると、友達のかなに、私が失恋した人を聞いて、かながいないと答えたら、どっか行ったらしい。
私は大地を探した。
そして大地がいた。
私は、
「大地!」
と言って袖をつかんだ。
『あやは誰に失恋したんだ…?』
「私失恋してない…。」
『そうか。影でフラれた俺の事笑ってたんだな』
「それは違う。」
少しの沈黙の後、
「私は、大地が好き!バイトの時からずっと。」
大地はビックリした顔をしていた。
『転入して来てからずっとあやしか見てない…。俺もあやが好き。』
私は、何故失恋したと嘘をついてしまったのだろう。初めから、伝えれば良かった…。
−END−