ぼったくりバー(下)

 2010-04-04投稿
閲覧数[399] 良い投票[0] 悪い投票[0]

男は呆れて笑った


アフター位はいいですよ
…でも次回から
(ぼったくりでない)
通常料金にしますから
飲みに来てください



まっ俺が楽しそうに
飲んでれば
他の客の警戒が薄れ
ドンドンお金使いやろ
からね〜

僕は笑った



奇妙な商談が成立した



それ以来僕は

そのぼったくりバーの
客に安心を見せかける客として

毎回かなり安く
飲ませてもらった



しばらくして
殺気ある会計の男と
飲みに行く機会があった


この頃は二人で
すっかり
仲良くなっていた



男は僕に言った

アンチャン(僕)
腕に自信が
かなりあるやろ!
…でも無理はアカンで


と言って
おもむろにシャツを
めくって腹を出した

腹にはドスで
刺されたと思われる
傷が数ヶ所あった…



先にも後にも
人に恐怖を感じたのは
あのときが最大かも
しれない…


ぼったくりバー…
もう過去の遺物なのかな

〜おっしまい〜



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 我 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ