言えないバイバイ 2話(全10話)

きゃしー  2010-04-05投稿
閲覧数[331] 良い投票[0] 悪い投票[0]


私がこうたと仲良くなったのは、このクラスが始まってまだ初めの頃。

登校するのが早すぎたある日の朝。
私はまだ馴染めない教室の席で、友達が来るのを一人待っていた。
教室にはまだ数人しか来ておらず、それぞれ会話することもなく、本を読んだり、暇を潰していた

「なんか元気なさそうやな」

「え…?」

突然声をかけられ、顔をあげるとそこにいたのがこうた。

「だって、いつもめっちゃ笑ってるやん」

かといって、今一人で笑ってたら変な人やろ

「あぁ…友達まだ来てないから暇やねん」

突然話しかけてきて何やねん、こいつ。って思ったけど、

「じゃあ俺が話し相手になったろうか?」

そう言って笑ったあいつの顔は、幼くて自然で、裏なんかなさそうで、なんかほっとさせられた。

「う…うん!」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 きゃしー 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
ブツブツ・ザラザラ…
ツルリン綺麗な美肌♪


▲ページトップ