3日だけ

 2010-04-05投稿
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私は桃。

『人がひかれた。救急車を呼べ!』

この近くで事故がおきたらしい。

桃「可哀相だなぁ。」

と、思いながら現場に言って見た。

え‥−。

桃「私…?」

そこにいたのは、私だった。

まわりの人に声をかけても返事がない。

桃「私、死んだの?まだ伝えてないのに…。」

そう。私には幼なじみの隼人が好きだった。

今日は、告白しようと思ってたのに…。

私は泣き叫んだ−。

桃「もう。ダメなんだ…。せめてあいつにだけ伝えたい。」

私の涙が光りだした。

見ると、人間に戻っていた。

でも私の身体ではなかった。

『私の声が聞こえますか?貴方は大事な事をやらなかったばかりに、三途の川を渡る事が出来なかった。なので、3日だけやろう。その時間で出来なかったら、お前は消えるであろう。』

え…。それは、3日隼人に会えるって事だよね?

私は早速隼人の家に行った。

桃「あの…桃って言う者ですが隼人君いらっしゃいますか?」

母「どうぞ。2階です。でも今隼人元気なくて…。」

桃「ありがとうございます。」

トントン−‥。

ガチャ。

隼人「誰だよお前。」

桃「私だよ。桃だよ。」

隼人「知らねーよ!」

桃「どうかした?泣きそうな顔してるよ‥。」

隼人「お前に何か言うか!出てけ!」

バタン!!

桃「お邪魔しました。」

母「あら。もう帰るの?隼人がまた何か!」

桃「いえ。何も。でわ」
その帰りいつも隼人と遊んでた公園にいた、そこからは、私が死んだ所も見える。

そこに、隼人が花を持って私が死んだ所に置いて、話をしてた。

隼人「何でこうなったのかな?お前じゃなく俺だったら‥。馬鹿だよな。こんな事になるなら、告白すればよかった‥。」

隼人は泣いていた。

私は隼人が泣く所を初めて見た。

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