私は桃。
『人がひかれた。救急車を呼べ!』
この近くで事故がおきたらしい。
桃「可哀相だなぁ。」
と、思いながら現場に言って見た。
え‥−。
桃「私…?」
そこにいたのは、私だった。
まわりの人に声をかけても返事がない。
桃「私、死んだの?まだ伝えてないのに…。」
そう。私には幼なじみの隼人が好きだった。
今日は、告白しようと思ってたのに…。
私は泣き叫んだ−。
桃「もう。ダメなんだ…。せめてあいつにだけ伝えたい。」
私の涙が光りだした。
見ると、人間に戻っていた。
でも私の身体ではなかった。
『私の声が聞こえますか?貴方は大事な事をやらなかったばかりに、三途の川を渡る事が出来なかった。なので、3日だけやろう。その時間で出来なかったら、お前は消えるであろう。』
え…。それは、3日隼人に会えるって事だよね?
私は早速隼人の家に行った。
桃「あの…桃って言う者ですが隼人君いらっしゃいますか?」
母「どうぞ。2階です。でも今隼人元気なくて…。」
桃「ありがとうございます。」
トントン−‥。
ガチャ。
隼人「誰だよお前。」
桃「私だよ。桃だよ。」
隼人「知らねーよ!」
桃「どうかした?泣きそうな顔してるよ‥。」
隼人「お前に何か言うか!出てけ!」
バタン!!
桃「お邪魔しました。」
母「あら。もう帰るの?隼人がまた何か!」
桃「いえ。何も。でわ」
その帰りいつも隼人と遊んでた公園にいた、そこからは、私が死んだ所も見える。
そこに、隼人が花を持って私が死んだ所に置いて、話をしてた。
隼人「何でこうなったのかな?お前じゃなく俺だったら‥。馬鹿だよな。こんな事になるなら、告白すればよかった‥。」
隼人は泣いていた。
私は隼人が泣く所を初めて見た。