続「口笛吹いて」中

 2010-04-05投稿
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まず国田君の所に行った
国田君は
怯えた雰囲気の
小学生時代の面影はなく
子分を従えさせて
威風堂々としていた


「お・ぉ・さ・さんけ・久しぶり」

相変わらずどもるが
国田君の暴力の前に
誰ももうバカにしない


国田…野球部の連中が栄二君を潰そうとしてるけど俺達はノータッチで行こうぜ


僕は新入生が抗争で
二つに割れた時に
誰も栄二君の味方に
ならないのは
わかっといた…


国田君もいくら
暴力が優れていても
精神的なイジメの威力は見に染みてわかっていた

お・俺は・さんけと・お・同じでいいよ…


雄太は
明日って言ってたから
今日中に栄二君に
伝えなきゃあ…


野球部の練習が終わり
栄二君の帰り道で
待ち伏せした


栄二君もそれとなく
雄太達の動きは
わかってたようだ


栄二君は僕の顔を見て
全てを悟ってるように
笑った

俺はどうしたら
エエと思う?


僕は考え抜いた答えを
伝えた

野球部を辞めて
シニアリーグで
野球するしかないよ!


シニアリーグは
部活とは他に
本格的に活動するチーム


栄二君は僕の提案に
不満そうなので
僕は言葉を続けた


〜下に続く〜

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