翼「あーもうすぐ出番やあ!!」
緊張を吐き出すように翼が叫んだ
猛「さっきホールの中見てきたけど、めっちゃ人おったわ」
聖「やばいやばい」
会場の中を覗いてきた猛と聖二がさらに緊張した様子で慌てて戻ってきた
拓「どうやった?“フェザー”観てきたんやろ?」
猛「めっちゃ盛り上がっとった」
聖「でもなんか、この前の方が良かった気が…」
猛「うん!それ思った!」
翼「あいつらもあんなんでも所詮、人の子!緊張とかするんや」
琢「…あんなんってどんなんや」
翼「ぎゃあ!!」
拓「お、たくま」
突然登場した琢磨に驚く翼
翼「なんでお前らの登場はいつも突然なんや!?“今から登場しまーす”とか言うて出てこい!てか、個別で来んな!」
琢「お前らみたいに俺らはまとまって行動せえへんのっ!てかなあ、お前でえへんとか言うてたくせに」
翼「いろいろあんのっ!…あれ、どこ行くん?」
突然立ち上がった慶太郎に声をかけた
慶「もうすぐやから、客として観ようかと…」
翼「そうか」
慶「じゃあ後で…」
立ち去ろうとする慶太郎
翼「待て、慶太郎。なんか言うことないんか」
慶「?」
翼「お前…頑張れとかないんか…汗」