真夜中の街…
人が行き来する交差点…
その近くに俺の家が、建っていた。
だが、今は無い。
俺が学校に行ってる間に全部、燃えた…。
今は、アイツの家に居候している。
アイツの名前は安井 恋
『オーイ!!白夜!!ご飯だよ!!ご飯!!』
恋が来た。
俺は、アイツが苦手だ…。
アイツを見ると、息苦しくなる…。
だけど、居心地が良い…。
『何してるの?早く行こ!!ご飯だよ♪』
「あ、あぁ…。」
『ねぇ、白夜?明日さ、買い物についてきてくれないかなぁ?』
買い物?恋は、買い物が苦手だったはず?
「あぁ…わかった。」
『やった♪じゃあ、明日の夜中の9時に行こ!!』
「あぁ…わかった…。9時だな。…9時!!!!!?」
しまった、思わず叫んでしまった。
『ダメ…かな?』
「いや…いいけど…。」
次の日の9時
『白夜!!早く行こ♪』
恋は楽しそうに、はしゃいでいる。
見ている、こっちが楽しい。
「待てよ!あんまり走るな!」
『見て見て!!白夜だよ!!ほら♪』
「あ?俺?」
『違ーう!!空の方だよ!!見てよ!!』
空は本当に白夜だ…。
『でも私は、人間の方の白夜が好き♪』
(トクン トクン)
あぁ…俺は恋が苦手だったんじゃなくて、好きだったのか…。
「俺は本気で、お前が好きだ…。俺と、付き合ってくれ。」
恋は顔を真っ赤にした。
『私で、よければ…。』
思わず、抱きついてしまった、だけど今でも後悔は、しない。
ずっとずっと…。