夕は目を開けた。 ここは自分の布団の上のようだ。 「ゆめ…だったの…?」 「夕ーっ、今日は医務室行かなくていいのー?」 台所にいるであろう、母の声を聞いて安心した。 夢だと理解してからは、夕は1つ引っかかる点を思い出した。 (あの子は…あの子は…) 「中村水鶴なの…?」 そこまで言って、夢の話にそんなに入れ込む必要はないだろう…と、夕は自分に嘲笑した。
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