ビックリした私に先生が言った。
「彼、辛そうな貴方をここまで連れて来てくれたのよ?うなされてるから手を握ってたけど2時間もそのままだから寝ちゃったのね。」
そう言って去ってった。
そうだったんだ…。
あの声は龍だったんだ。
ありがと。そう心の中で思いながら寝てる龍をベッドの上に乗せた。
近くで見るとカッコイイんだなぁ〜。
「ん〜。」
チュッ。
寝返りした龍の唇があたった。
私はガバッっと立って保健室を出た。
−−−−−龍−−−−−
バタッ。
麻美が倒れた。
俺はとっさに麻美を持って保健室にいった。
麻美は辛そうな顔をしていた。
何でもっと早くきずけなかったんだろう。
自分を攻めた。
でも熱が少しあるだけと言われた。
ほっとしたがうなされてる麻美の手を握った。
一時間半がしていつの間にか俺は寝ていた。
俺が寝返りした時に起きた。
チュッ。
俺の唇と、麻美の口があたった。
麻美はすぐに保健室を出ていった。
俺は目をつぶってたから麻美は寝てると勘違いしてるだろう。
−−−−麻美−−−−−
これがファーストキスだったんだ…。でも龍として嫌でわなかった。
それから放課後図書室で二人であっても龍は何にも変なことはしない。
やっぱり寝てたんだよね。
そう思っても会うたびにドキッっとしたり少し顔が赤くなっていた。
大丈夫?っと覗き込んでくる龍を見るとドキドキが止まんなかった。
家に帰って小説を書きはじめた。
書いてくにつれて昨日の事を思い出してしまう。
告白したいけどもし彼女がいたら…。などと考えてしまう。
−−−−−龍−−−−−
それからも麻美は図書室に来ていた。
いつも顔が少し赤く、また倒れるんじゃないかと心配になった。
夜俺は考えていた。
どのタイミングで告白するか。
でも、フラれた時の気まずさで迷っていた。
そして俺は決めた。
来週の体育祭のリレーで一位を取ったら告白をする!!