恋愛小説 『龍編』6

 2010-04-09投稿
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とうとうこの日がやって来た。

俺のチームは、Aグループ。

今は、5チーム中3位だ。

最後の競技はリレー。

一番点数が入る。

そして俺はアンカー。

一人目と二人目のバトン渡しで、バトンを落としてしまった。

三人目にバトンを貰った。

アンカーは、一周。

3番目で受け取った。

2位の人とは近いが、1位とは四分の一周もある。

走り始めて、四分の一ぐらいで、2位を抜いた。

半分をいった時は、もう四分の三周まで行っていた。

俺は応援している麻美の顔を見て、ペースUPした。

だいたい同じくらいになり、接戦だった。

俺がラストスパートをかけた。


パンパンパン!

ピストルの音が鳴り響いた。

『只今の結果…。Aグループがわずかに速かった〜!!』

ウワァー!!

皆の叫び声が聞こえた。

−表彰式−

「今のお気持ちをお願いします。」

放送委員が言った。

俺は、答えた。

『麻美見てたか?!俺はお前が好きだ!!』

そう言って、麻美のとこへ行った。

少ししてから麻美は言った。

「…私もいつの間にか龍の事しか頭にない。うちも好きだよ!!」

ヒューヒュー。

俺は皆の前でキスをした。

あいつの顔は真っ赤だった。

私達は、それからも図書室で集まっている。

あれから、二人とも秘密を打ち明けた。いつから好きだったとか、実は保健室の時に起きていたとか…。

そして、麻美が書いていた小説を見せてくれた。まるで俺らをイメージした恋愛小説だった。

麻美の顔は赤くなっていた///

俺は笑ってる顔も好きだけど一番好きなのは、恥ずかしがってる顔だ。

俺だけに見せてるようで何だか独り占めしてる気分になるのだ。

これからも俺の隣にずっと一緒にいろよな−‥。

ENDPS
この作品で最後となります。
いつも作品を読んでくれた皆様。初めて読んでくれた皆様。ありがとうございました。

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