僕とご主人様の物語4

矢口 沙緒  2010-04-10投稿
閲覧数[374] 良い投票[0] 悪い投票[0]




それとも人類は同じ過ちを繰り返さず、この素晴らしい星と共存できるのか…
彼は悩んでいた。
展望スペースから見える海や山々が、美しければ美しいほど。
夜に満天の星達が輝けば輝くほど。
無数のモニターが、世界の素晴らしさを彼に伝えれば伝えるほど。
彼は今日も悩むのである。



…そしてロボットさんは、いつまでも悩み続けましたとさ。
おしまい。
さぁ、そろそろ寝ましょうか」
そう言ってご主人様は、僕の頭を優しく撫でてくれました。
僕も寝ようとしたけれども、もし僕がロボットさんの立場だったらと考えると、僕も悩んで、その夜はなかなか寝付けませんでした。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 矢口 沙緒 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ