友情伝(最終章)

我進  2010-04-11投稿
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市内の大会は
一走アタル
二走ナオキのリードが
大量にあり

三走の僕は
後続に追いつかれながらなんとかトップで

アンカーのタカシに
バトンを渡り

大会新記録で優勝した


次は県大会だ!


しかし
県大会が甘くはないのは
皆わかっていた



しかし歓喜の皆と
別のことを考えていた



その夜

アタルとナオキと
祝杯をあげながら
思いきって切り出した


リレーは県大会は
タカシ(キャプテン)と三年生の補欠達だけで
走らせてくれないか…



アタルもナオキも
ビックリしたようだけどすぐに笑顔になった



先輩(僕)らしいね…


三年生の補欠の中で
僕だけ
たまたま有力な下級生と仲が良いというだけで

補欠の中で
自分一人が県大会に
出るということに
やはり抵抗があった


次の日に
コーチに僕の決心を
告げた


コーチはいたく
考え方に感動してくれた


県大会で
新しい補欠チームは
予選で当然落選したが
八チーム中で六位と
奮闘した



高校時代は
大学ん時と違い
ずっと補欠だったが

大学卒業後に
コーチになり
一人でも多く団体戦に
出すように努めた


それは同情という
安っぽい感情でなく

起用の意気に応える
効果をこの時に
学んだからだと思う


…合掌

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