?豚珍館…其の?

亜樹  2006-08-23投稿
閲覧数[629] 良い投票[0] 悪い投票[0]

見上げた空は、青かった。
「快晴だなぁ」と、芝生の上で目覚めた男は言った。

この男は、産業スパイ。
ここで目覚める前に、売れそうな研究をしていた博士の研究所に、入り込み、捕まってしまった。

頑強な男達に、拷問されても、男は身元を明かさ無かった。

困り果てた博士は、又来られては迷惑とばかり、男を装置に入れてしまったのだ。

「博士!俺をどうしようというんだい。」

「これは、テレポテーションマシンだよ、二度と帰って来れない様に、お前を他の星に飛ばしてやるのさ。」

男は哀願したが、スイッチは押されたのだった。


画して、男は快晴な空を見上げていたが。
「嘘つき博士め、地球そのものじゃないか」

男は、街を目指して歩き出したが、何時までも、快晴の空の下、芝生の上を何日も歩いたのだった。

男が、良く快晴の空を見ると、その奥に見慣れぬ巨人が、覗いている。
「しまった、ここは、何処かの星の中の観察用ドームみたいな物の中だな。」

男が気付いた時に、快晴の空から、とてつもない大きな手が降りて来たのだった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 亜樹 」さんの小説

もっと見る

その他の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ