俺は後悔したくなかったから思ってる事全て話した。
「淳。何でもっと早く家に来なかったんだ!?そしたらもっと酒だって呑めたし旅行にも行けたのに。ばかだなぁ。これからはもっと自分の事をちゃんと誇りにもちなさい。」
「・・はい、父さん。」
俺は何度か家にお邪魔する機会があったが、仕事もあったし、若干びびってたのでその都度何かに理由をつけ断っていた。もっと早く出会いたかった・・
病室に戻ると少ししか面会時間が残っていなかった。
昨日までの俺なら激しく後悔してるとこだが今日は別だ。
友美と一緒にこの世にいれる時間はあと4日。
それが全てだった。
面会時間が過ぎ、俺たちは病院を出た。
明日は友美の両親が家に来るので部屋の掃除とかしなきゃいけないから、俺は今年初の実家へ帰った。
車の中には友美のお気に入りクッションがある。触るとヒンヤリしてた。当たり前の事なのに・・
家に着き家族に全てを報告した。親父、お袋、弟は黙ってた。友美は何回も家に来た。俺がいなくても来た。うちの家族とは以前から仲が良くへたしたら俺よりも大事にされていた位だ。
「そういう事だから・・」
俺は部屋に戻った