アイツにもう会えないのかと思っていれば。
普通に同じ大学だったりして。
ちょっとアイツに近寄ってみれば。
告白迄の時間もあっという間だった。
勿論、アイツが俺にだ。
「……誓は変わってしまった……」
「……ふん。彼氏の事呼び捨てにすんな」
「……だ、だって、ずっと誓って呼んでるんだよ?今更変えるの、その……恥ずかしいじゃん」
「……わかんねーだろ。言えよ」
「……ち、誓……く」
「……」
「……ん」
やばい。
そんな顔……すんなって。
「……ふん。言えるじゃねぇか」
「……や。恥ずかしいじゃん」
だから……
その顔が見たくてやってんだろうが。
アホ。
俺ってSか。
「…誓様でもいいぞ」
「………はぅ、ふざけんなって……」
……
「本気だぞ」
「う、だ、誰がっ……」
「なかなか意地っ張りだな」
「……うー…」
「……お仕置きが必要だな」
ふふん、と笑って見せれば。
目の前の女、真っ赤になりやがって。
な……何を想像した。
これは………
期待に応えるしかないか?
―続く。
3は、誓が彼女に……!?