番外編 スカバンburn!! 文句あるか!(2/4)

きゃしー  2010-04-13投稿
閲覧数[351] 良い投票[0] 悪い投票[0]


誰もが羨むほどのかわいさ。

私を“かわいい”って思わない人なんていない。


でも“みんな”は違った。

――高2 春

聖「秋奈、お前今、帰宅部やんな?」


中学で同じ吹奏楽部だった元部長の聖二。


秋「そうやで、部長」

聖「もう部長って言うなってば!とにかく!!じゃあさ、お前バンドに入ってくれへんか?」

秋「バンドー?」


聖二に連れていかれたのは音楽室。そこにいたのは6人の生徒。


聖「連れてきたで。同じ中学の秋奈。サックスや」

私に集まる6人の視線。


秋「秋奈でーす。サックス吹けます。よろしくお願いします★」


誰もがかわいいって私を特別扱いする。いつだってそうやった。

なのに


翼「おお、秋奈か。よろしくな!サックスやったら美弥と一緒やな。」

美「そうやな。うちはテナーやけど」

波「秋奈は何サックスー?」

秋「あ…アルトやねん」

拓「アルトかぁ!って俺はよく分からんけど。」

猛「あ!慶太!!寝るな!」

慶「…ん?」

美「秋奈もこっちに座りいや」

秋「え…ああ、うん」


誰一人私のかわいさに触れない。おまけに私を前にして寝てる男まで。


こんな扱い、初めてや!!!!



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 きゃしー 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ