先日の格闘技の祭典で
自演乙選手が優勝したが
さしもの同選手の
プロになっての
精進には敬意を表すが
学生時代は
我が母校の精鋭達には
分が悪かったはずだ…
お前らが最上生に
なったときは
団体戦は上位に行ける!
先輩は
僕と上田が
入部したときに
喜び褒め称えた
上田とは
直ぐに気があった
彼は法学部で
無謀にも弁護士志望
僕は経営学部で
公認会計士志望
先輩は大笑いした
ウチの
大学のレベルじゃあ
無理無理…
しかし
僕には勝算があった
前段階の税理士資格は
高校時代に受験資格を
得ていた
上田は勉強をどう進めてよいか迷ってたようだ
勉強でもライバル
部活でもライバル
遊びでもライバル
ライバルだからこそ
戦いが楽しい
一緒にいるときも楽しい
先輩達にも
よく冷やかされた
お前ら…
付き合ってんちゃうか
新入生当時は
いかに将来性十分な
新入生でも
先輩には毎日
ボコボコにされた
練習が終わり
頭痛で勉強どころでは
なかったが
お互いに励まし合った
俺らは天下一になる!
頭も体も強くなる
となりゃあ…少しは
心も強くなるじゃろ
高校の時…
いや中学二年の時から
公認会計士から
実業家という
明確な目標を建ててた
ことと
並外れた遊び好きゆえ
友達関係には
やや冷めた部分が
あっただけに
上田との仲は快適だった