結局仲良くなった俺ら
『明日から研修かあ。』
[そだなあ。]
研修と言っても二日間行って一日目は企業に行き、二日目は海で遊ぶだけの行事。なんか班の仲をよくするためらしい。
『別に企業とか行かないで良いじゃん。』
[だよな。]
「じゃあ休め。」
『じゃあ休む。』
[水野さんと行ってら]
『邪魔しないよ←』
「おい。そういう事じゃない。」
研修一日目…
『こんなとこで環境は学べるのか?』
「まあ気にすんな。」
俺らが来たのは某ハムを作ってるところ。
ビデオみて移動とかあったけど、眠くて覚えてない。
夜…
[お前って佐藤の事好きだよな。]
突然そう行ってきたのは昔からの友達の悠紀。
「は?」
[え。自覚なし?]
「てかなんで。」
[そりゃあいつも近くの席でイチャイチャされたら気付きますよ。]
「してない!」
[それにお前他の女子にはしゃべりかけたりしないのに佐藤にはしゃべりかけてるじゃん?]
「それは席が近いから…」
[水野さんは?近いだろ?あと佐藤にはよく笑う。]
「…そういうもん?」
[イエス]
今更自覚した←
二日目は意識しながらも普通に接した。
でも運が良いのか悪いのか班対抗の障害リレーは四人五脚しかも隣。
ドッキドキで走っていた。