しのたくのほっぺからまたたく光。
みーくんは感づいた。
「まさか…しのたくも…。空にぃ軍団の…。」
「そうとも言えるよ。」
坂入くんは何が起きているのか分からずオロオロしている。
みーくんはもう一言言った。
「じゃあ…いつでも2人を殺せるんだね。あれ程仲良かったのに…。」
しのたくは頷いた。
「屋上で…殺してやるよ。」
「しのたく…。」
2人は魔術で、強制的に屋上に連れていかれた。
体が思うように動かない。まるでしのたくに吸い込まれていくように。
いよいよ空にぃ率いるほっぺ軍団が動き始めた。
有馬が家に帰る途中、おかたくに会った。
「よっ。偶然だな。」
「よっ。有馬。」
岡本拓也。有馬の親友…だった。
おかたくも、親友を捨て、ほっぺ軍団の道へと進んでいた。でも、まだ有馬は知らない。
「しのたくから聞いたんだけど、坂入とみーくん倒れたんだって?」
有馬は心配そうに頷いた。「まあ、有馬の気持ちも分かるよ。僕も早く治ってほしいから。(ウソ)」
「だよな…。」
すると、有馬の携帯に電話が掛かってきた。
「…公衆電話?」
有馬は小さな声で(誰だか分からないので)
「もしもし?」
若干怯えながら言った。