今思えば
余りのトラウマに
教師を嫌悪していて
いつも牙をむいてた
我も悪いが特に問題教師が多かった気がする
中学に入学しずる賢くも
速攻で番長の大久保さんにアタリをつけ
好き勝手な中学生活が
スタートしてた
音楽の時間に
いきなり音楽教師が
我に絡んできた
オマエ
いつも威張ってるが
皆の前で歌を歌う度胸あんのか!
意味不明の絡み方であるが先生の間で
なんとか我を封じようという意味合いだったのかも知れない
我も意味不明な男
いきなり上半身脱ぎ
愛はかげろう
を熱唱した
スゴスゴと
歌えず引き下がることを期待した教師は
捨て台詞を吐いた
何が
愛はかげろう…か
ガキの癖に!
僕は笑って反論した
先生心配せんでも
腹の出たオマエと違って毎日やってっから
オマエよりは知ってるよオマエがガキなんだよ
心の中では
一応あちゃあ…
とは思っていた
中学校んときは
毎回満点の数学と理科以外は全て五段階評価で一をつけられた
毎回満点の数学と理科でさえ三の評価だった
確かに嫌みな男だった
春休みに教科書が配布されたら
好きな数学と理科は
一週間で完達させて
あとは好きな会計学を
中学生ながら勉強してた
なんで…
わかりきった授業受けなアカンのや
もっと会計学や法律を
勉強したい知識に飢えた中学生だった
愛はかげろう
今でも好んで歌う歌
愛はかげろうを歌い
皆も拍手喝采
破天荒な13の昼下がり
はぁぁ
つまんねぇサボって
アナタの知らない世界でも(テレビ)見よう
スタスタと教室を後にした
俺は一応は授業に出ようとしたのに
オマエ(音楽教師)が
仕掛けたんや!