――翌日 スタジオ
翼「…慶太郎…」
慶「…?」
ギュッ
美「?!」
翼が慶太郎を突然抱きしめた
翼「俺…待ってたで!お前のドラムが帰ってくるの…」
慶「うん。ありがとうございます。」
翼「お前…感動少ないな…」
美「あんただけやろ!そんな大げさな喜び!」
翼「だって!!俺は…おれ…は…うっ…う」
拓聖「泣くな!」
慶太郎は翼の腕をすり抜け、ドラムに腰かけた。
慶「…?」
猛の視線を感じ、顔をあげた
猛「…おかえり」
慶「ふっ…ただいま」
猛「……慶太…!」
慶「…なっ…!」
猛「やっぱ、お前がいなきゃあかんー!!!!」
慶「…タケ…」
秋「タケまで…抱きついとる…」
猛「俺…もっと頑張るから!!…ほんまに…お前のドラムと“最強リズム隊”って言われるように…もっとこのバンド、支えられるように…お前に頼ってばっかりにならんように…!」
波「…タケ」
慶「頼ってるのは俺もや。あの時、お前が怒ってくれたから俺は病院に行けた。行かずに怪我、放置しとったら今もここにおれんかったかもしれん。ありがとう」
猛「…うぅ…げいだあ゙ぁー!!!!」
翼「よっしゃ!ザ・ブルービート、再起動やな!」