白いシャツに
インディゴブルーの
ジーンズで
虚ろな目で
風になびいてる髪
笑ってしまう
僕はシャツほど
白くはなれないから
インディゴブルーほど
鮮やかでもないから
緑の木々が揺れる
桜は散って
淡いピンクの絨毯で
眩しくなる
僕は緑ほど爽やかじゃない
淡いピンクほど儚くはない
あの透明な空が
僕を誘うから
灰色のビルの屋上で
両手ひろげて
飛び立つんだ
白とインディゴブルーが
ほら
無色の空を目指して