――数日後 教室
光「はあ…」
猛「どうしたん?みっきー。最近ずっとため息ばっかり。何か悩み事?」
光「うん…まあ…」
猛「俺、相談のるで!」
光「ああ…うん…」
波「タケー!お昼買いに行こー!!!」
猛「あ!うん!」
波音に呼ばれ猛は教室を出ていった。
慶「ピアノ?」
猛を見送る光希の様子を見ていた慶太郎が声をかけた
光「…そう。」
慶「…迷ってんの?」
光「うん…どうしたらええんやろ…」
慶「さあな…決めるのはお前やから俺は何も言わん。…もしここで、誰かがこうしろっつって、お前がその通りにして、もし上手くいかなかった時…お前はきっとその誰かのせいにする。誰かの言葉に従うってこと、決めたのは自分やのに。誰かのせいにできる逃げ道はつくるな。自分自身で決めろ」
光「…」
慶「ただ…後悔はいくらでも取り返せる、挽回できるしそれを超えることもできる。でも…」
光「…?」
慶「チャンスはやりなおされへん。…と俺は思う。俺は…な。」