ほっぺキングダム 12 〜有馬覚醒!みーくん、坂入、あとは任せろ?〜

るー6  2010-04-23投稿
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「高橋くんは…社会できるんだよね?そのくらい…知ってるよね?」
「……。」
みーくんが表情を曇らせているのが、2人にも分かった。
(もしかして…分からないとか?)
坂入くんに不安が走る。
しかし、
「裁判に、一般市民の意見も反映させるため。」
みーくんの目は、鋭く、かつ自信に溢れた目だった。しのたくは、深い溜め息をした。
「分かった。術を解くよ?」
しのたくのほっぺエネルギーが弱まり、術は解けた。
「みーくん…ありがとう…。」
すっかり弱ってしまった有馬は、その場に倒れこんでしまった。
「有馬!」
みーくん、坂入くんは真っ先に有馬に駆けつけた。
「ごめん…?守れなくて…。」
みーくん達は首を横に振った。
「それより今は、有馬に…。」
みーくんは、有馬のほっぺを触った。
すると、有馬がどんどん回復していく。ほっぺがだんだんと膨らんでいった。
「僕、分かってた。自分の役目は、有馬にエネルギーを送ること…。」
「えっ…。」
「これが、有馬の力。僕が、有馬の力の源。」
有馬はぼんやりと、みーくんを見つめていた。
「みーくんは、エネルギーを吸い取られてる感覚はないの?」
「…ない。でも、それが役目なら…。」
有馬は、すっかり回復した。
ほっぺが、ドクンと波打った。
「準備完了!」
「…来たか。」
(有馬の体から凄まじい蒸気が出てる…。ついに覚醒する時が来たようだな。)有馬が……
覚醒する!!
しのたく→(この力…間違いない!)
蒸気はやがて、炎へと変わった。(ファンタジーみたいだね?)
しのたく→(炎?炎属性か…)
「有馬…ついに覚醒したようだな。」
「正々堂々、勝負しろ?!」



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