『おまえが好きだから』
『!?なっ、何言っ…』
あまりにも急な言葉に私は、焦ってしまった
焦りながら私は言った
『バカじゃないの…?』
好きだった彼に告白して結果は失恋。元々、私は口下手で、いつもうまく言葉を話せなくなる。
今の自分が物凄く嫌い…だから、好きでもない人に告られんのよっ!
『やっぱ、ダメか…?』
『えっ…カァ ヤバい…』
いつもよりカッコいい…私は知らないうちに、
初恋の彼ではなくって
あんたを好きに…?
『なんてならないっ!
二度と来ないでっ!!』
『諦めないからな…♪
絶対俺を好きにならせてやるからな!覚悟し…』
『何よ…?覚悟しって』
『何でもねーよっ…!
バカバカ…俺!アイツに告ったじゃねぇかよ…』
次の日、私はというと…仕方なく学校に行った
私が告白した彼に声を
かけようと、彼の机へ
行こうとした瞬間―…
『フられたくせに…?』
と私の真後ろから声が…
『って、あんたっ!?』
『おまえをフったヤツに話しかけんのか…?
心が傷付くに決まっ…』
『黙ってよ!私の…
私の勝手じゃないの!』
と言って、声をかけた
『おはよう!久しぶり』
すると飽きれた顔で彼は
『俺にフられたんだし
話しかけんな!バカ!』
アイツの言った通りに
私は心が傷付いた…
『おまえ…泣かないのかよ?』
『…泣かないわよっ…
泣いたらバカみたい―』
そして放課後―私と
アイツは日直だったため二人きりで残っていた…
『おまえ…泣かなかったな』
『ほんとは泣きたいわよ早く家に帰って…』
『今、泣けよ…ドクン』
『泣いて…いいの?』
『ああ…泣けよ…グスッ』
『グスン…何で泣けよなんて言うのっ?』
『好きだからだって…』
『私も、1%だけ好き…』
こんな告白を、私は…
二人きりの教室でした…