月曜日の朝7時
朝礼の時間
班長が今日の仕事の内容を告げる
なんら変わらぬ仕事内容
第三班の班長が話している途中
隣やつの顔がみるみる青くなり、汗が噴き出してきた
小さな声で大丈夫かと訪ねたが、
力無く頷くだけであった
目は、合わせようとしない
何分も経たないうちに倒れた
全ての注目はそいつに集まった
…動かない
まわりのやつらは心配して集まってきた
誰かがそいつに手を触れた瞬間、さっと立ち上がり、いきなり叫んだ
「我々は生きているのだ!時間は流れているのだ!さあ話そう!生命について、我々の生きる意味について!」
彼はなんども叫んだ
押さえ付けられ殴られ
ぐったりした彼はどこかへ運ばれていった
…発狂
単純なことの繰り返しと、時間が殺されていくこの仕事に精神がショートしてしまったのだろう
狂ってしまった人間を見るのは初めてではなかったが
見ていて辛くなってしまう
いつか自分も発狂するかもしれないと思うと、恐かった
純粋な恐怖は逆に精神を支えていた
機械の音が規則正しく鼓膜を揺らしつづける
額に汗が滲んだ