「尊い気持ち」

三太郎  2010-04-26投稿
閲覧数[492] 良い投票[0] 悪い投票[0]


家族は三年前に
ヘルニアの手術をした際腰の骨を一部取ったので
左足が少し
後遺症で不自由だ


毎日一歩一歩
リハビリを初めて

歩かなくては
歩けなくなるので

散歩から始めた


そのうちに
スポーツクラブの
初心者用のエアロビクスになり

初心者用の
ヒップホップダンスと
発展していった



愛犬も亡くなり
経営してた会社も
大幅整理し

気分転換に
都心に引っ越した機会に
我は家族に
ダンススクール入学を
勧めた


ダンススクールは
初心者クラスが
あるとはいえ

生徒はプロを目指す
中高生が主体



当たり前のことだが

40越えて

なんなの

このオバサン

という目で
中高生は家族を見る



緩く集団になりたい
他のオバサン達は
ダンスに熱心な家族は
ウザい



(年齢層の)
上からも下からも
スクールで家族は
疎んじられる存在だった


一年経ち年始に

中高生に混じり
ダンスイベント参加を
することを
家族は決意した


やってるからには
チャレンジしなきゃあね



ダンスイベントは
スクール生対象で
レベルが高くない
とはいえ

足が満足に動かない
家族にとっては大変

ましては
若い人達のように
フリを身体に入れるのも時間がかかる


当然に
一番下手な人間として
スタートし
偏見な視線に耐え

毎日の努力のかいあって

先日の
イベントでは
最高の笑顔と
パフォーマンスで
一番輝いていた



イベントで踊り終えると家族の周りに若い人の
歓喜の輪ができた


やっと
やりきり(踊りきり)
仲間と
認めてもらったようだ



ダンスの先生も
嬉しそうだ



成し遂げること!

この尊い気持ちに
涙が溢れた



…合掌


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 三太郎 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ