あやは、アパートを借り
た。家を出て行った。
この家で、みちと、みだ
らな姿でいたのだから、
しかたがない。正にも、
弟にも話しは、しないだ
ろう。が、、、いえ、こ
の様な事は、話せないだ
ろう。あやは、私の事を
許しては、くれないだろ
う。今まで、家族ぐるみ
の付き合いだったのだ。
まさか、みちと私が、こ
の様な関係とは、思って
いなかったはず。数々の
旅行も、ほとんどが、み
ちと、一緒だ。
正に不満は、ない。真面
目な豆な夫だ。誰もが、
お世話になっている社長
と思っているだろう。
行きつけの寿司屋に行く
時も、いつも、みちの友
達と、私の友達と一緒だ
だから。
ふと、種子島に旅行に行
った時の事を思いだした
。また、旅行へ行きたい
長野は、今頃、桜が、満
開だろう。みちのベンツ
でよく、出かけたものだ。
もう少し、静かにしてい
よう。