電車が来ない。
「遅いっ!」
するとホームからアナウンスが鳴り響く。
「えー ただ今、〇〇駅にて人身事故のため………」
「だとさ」
「もういい、行くよ」
「どこに?」
「決まってるでしょ」
「川澄君の家よ」
「いやいや まずいって きっと妹、家にいるし」
「妹いたの? 女の意見も欲しかった所なのよ」
そういうのと同時に急いでホームから出ていった。
兄、アイトは…
(こいつに妹を会わせてはいけない気がする)
兄、アイトは携帯を取り出し家の固定電話に電話をかけた。
結果はオレオレ詐欺と間違えられた。
(このことは黙っておこう)
このことにより兄、アイトは家の固定電話に電話することをしない。 そう決めた。
「川澄君が先に行かないと分からないでしょ」
「へぇへぇ」
渋々、家に向かう兄、アイトであった。妹が出かけたことを願って。