――翌日 スタジオ
翼「…」
猛「…」
拓「…」
波「…」
秋「…」
美「…」
光「…」
いつになく静かなメンバー。いつもは騒がしい翼でさえもおとなしく、歌も元気がない。演奏も全員ばらばら
聖「…汗」
慶「…」
メンバーの様子にため息をつく聖二が唯一いつもと変わらない様子の慶太郎と顔を見合わせた
聖「スト〜ップ!ストップ!!」
聖二が両手を振り、全員が手を止める
聖「休憩にしよう。今の状態じゃあわせても無理やろ」
「「…」」
それぞれが楽器を置いても、誰一人、何も言わなかった。
慶太郎は静かなメンバーを気にしながらも、いつも通りドラムを叩き続けていた。
翼「慶太郎。」
翼が慶太郎に声をかけた。
慶「…?」
翼「ちょっといいか?」