「説明しなくても分かると思うけどな、そのデメリットくらい?」
おかたくは呆れていた。
「とにかく、先を急ごうか。」
しのたくが言った。
並び順は、しのたくが先頭、光をだし、みんなを誘導するはずのおかたくがなぜか２番目、みーくんが３番目、そして有馬が１番後ろだ。
隠し通路は狭い。人１人がやっと通れるくらいだ。
「とりあえず、部屋を探す。そこからダクト（排気口）を伝って、脱出しよう」「で、ルートは決まってんの？」
おかたくの一言で、皆しのたくの考えに不安になる。「襲われはしない。」
３人はそれで納得した。
すると、ベタな展開がやってきた。
道が２つに分かれている。「ど…どうする？」
としのたく。
元空にぃ軍団のＷ拓也も、分からないような顔をしている。
「これが…運命の別れ道？」とおかたく。
「ハァ？こんなん勘で行けばいいんだよ！どけどけ！」
有馬がただでさえ狭い通路に割って入ってきた。
「携帯を床に立たせて、倒れたほうに行く。」
すると、おかたくが反論！「ハァ？有馬バカじゃねぇの?？それで間違ってたら百円ね?」
いつもこいつはできなかった場合すぐ金を要求する…。
「ああ、いいだろう?。」こいつもこうやってノるからすぐ金なくなるんだよ…みーくんの思いに２人は気づくことなく交渉成立！
有馬は携帯を床に置き、しばらく待った。すると、右に倒れた。
「よし！こっちだ！」
「本当かよ…?」
おかたくがぼやく。
「トラスト、ミー。（私を信じて）」
有馬が唯一知っていた単語？みーくんはそう思った。いや、おそらくおかたくの受け売りだろ。
「しょうがない。有馬。信じるよ?」
４人は右の道に進んでいった。すると、後ろの方から、騒がしい足音が聞こえてきた。
「おい…どういうことだよ。」
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