恋、おおき一年間6

烏稼啄  2010-04-30投稿
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二人は驚いた。

だが、嫌ではなかった。二人とも。

「行くか?」

と兄、アイトが

「別にいいけど」

三人はファミレスへと向かい歩いてると真名が急に
「そういえば、名前言ってなかったよね…… 近藤真名よ」

「あっ 川澄悠佳です」

「川澄君とは、クラスが同じなの」

「そうなんですか…」

(やっぱりクラスメイトか)

と悠佳。

「さきに断っておくけど、川澄君を何とも思っていないから」

(そう、きっぱり言われると、むなしいものだな)
すると、悠佳は真名の耳元で呟いた。

「大丈夫 あなたから川澄君をとったりしないから」
悠佳は兄、アイトに聞こえないように小声で

「別に、とっていいですよ… 私は兄は好きですが兄としてですから」

悠佳は、ちょっとクスッと笑いながら

「そう、なら川澄君をとろうかな」

兄、アイトに聞こえたのか

「呼んだ?」

「い〜や」

「ならいいけど」

(近藤って人、どこまで本気なんだろ?)

そうこうしている内にファミレスが見えてきた。

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