二人は驚いた。
だが、嫌ではなかった。二人とも。
「行くか?」
と兄、アイトが
「別にいいけど」
三人はファミレスへと向かい歩いてると真名が急に
「そういえば、名前言ってなかったよね…… 近藤真名よ」
「あっ 川澄悠佳です」
「川澄君とは、クラスが同じなの」
「そうなんですか…」
(やっぱりクラスメイトか)
と悠佳。
「さきに断っておくけど、川澄君を何とも思っていないから」
(そう、きっぱり言われると、むなしいものだな)
すると、悠佳は真名の耳元で呟いた。
「大丈夫 あなたから川澄君をとったりしないから」
悠佳は兄、アイトに聞こえないように小声で
「別に、とっていいですよ… 私は兄は好きですが兄としてですから」
悠佳は、ちょっとクスッと笑いながら
「そう、なら川澄君をとろうかな」
兄、アイトに聞こえたのか
「呼んだ?」
「い〜や」
「ならいいけど」
(近藤って人、どこまで本気なんだろ?)
そうこうしている内にファミレスが見えてきた。