かけがえのない青春のひとコマー6
相手も最上級の
副主将・主将の二人
この約三週間
骨折したとはいえ
スタミナ練習は
特に重点的にやったので
二人(二試合)位は
行けるやろ
チームメートも
OBも
もう僕が骨折してることなど頭になく
祈るような目で僕を
見てる
僕は右も左もわからなかった二回生の時の
団体戦の当時の大将の先輩に憧れて
二年後は自分が大将を
張る決意で猛練習を
積んできた
そして自分が
雌雄を決する場面での
大将での登場に
ワクワクしてきた
まず一人目
相手のタイプは
インプットされている
向かいあい
前進しプレッシャーを
かけ場外に押し出す
「場外」
審判の声が響いた後に
左フックを相手の
顔面に叩き込む
…当然反則だが
相手を飲んでかかるには必要な戦略
一人目は
骨折した右手を使わずに快勝!
あと一人
最後の相手(大将)は
関西でも有名な選手
各校のライバル達も
集まってきました
「宇野(僕)勝ち上がってこい!」
わかってらい
黙って見とれ!
〜続く〜