私は秋山瑞希といいます。
いたって普通の女子中学生です。
でも小さい頃から悩みがあります。
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初恋は六歳でした。
初恋の相手は12歳も違う従兄弟のお兄ちゃん。
皆言う。
初恋はお父さんやお兄ちゃんだ。皆口々にそうだよ、そうだよと言う。
それを聞いて私は自分はいたって普通なんだと思いました。
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女の子はおませです。
小学生になれば恋の話ばかりします。
9つになったころ、段々自分が人と違う事に気づきます。
私は年上の人が好きなんです。
それも、毎度毎度10歳以上年の差がある人を好きになります。
みんなと違う、みんなは同じクラスの男の子に恋してる。
けれど わたしはそれを経験したことがない。
でも、期待はしていました。
私もみんなみたいな恋が出来るって…。
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しかし、それを思い続けて五年もの歳月が過ぎました。
私は先生を好きになりました。
数学の先生です。
外見は大人なのに、中身は子供みたいで
すごく愛しいです。
勉強がんばりました。
先生に好かれたいから。
「先生、手伝いますよ」
いつもそう言った。
先生に好かれたいから。
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とうとう私は先生に告白しました。
押さえきれなかった、桃色の気持ちが爆発して…。
絶対、断られると思いました。
でも…
先生は、悩んでいました。
困った顔していた。
私、悪い子です。
そんな先生をみて、嬉しくなっちゃいました。
先生、ごめんなさい