パステル-3

あも林檎  2010-05-04投稿
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私は秋山瑞希といいます。
いたって普通の女子中学生です。


でも小さい頃から悩みがあります。


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初恋は六歳でした。

初恋の相手は12歳も違う従兄弟のお兄ちゃん。

皆言う。

初恋はお父さんやお兄ちゃんだ。皆口々にそうだよ、そうだよと言う。


それを聞いて私は自分はいたって普通なんだと思いました。


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女の子はおませです。
小学生になれば恋の話ばかりします。




9つになったころ、段々自分が人と違う事に気づきます。


私は年上の人が好きなんです。

それも、毎度毎度10歳以上年の差がある人を好きになります。


みんなと違う、みんなは同じクラスの男の子に恋してる。

けれど わたしはそれを経験したことがない。


でも、期待はしていました。
私もみんなみたいな恋が出来るって…。


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しかし、それを思い続けて五年もの歳月が過ぎました。


私は先生を好きになりました。

数学の先生です。

外見は大人なのに、中身は子供みたいで


すごく愛しいです。


勉強がんばりました。

先生に好かれたいから。
「先生、手伝いますよ」

いつもそう言った。

先生に好かれたいから。


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とうとう私は先生に告白しました。

押さえきれなかった、桃色の気持ちが爆発して…。



絶対、断られると思いました。




でも…


先生は、悩んでいました。


困った顔していた。



私、悪い子です。

そんな先生をみて、嬉しくなっちゃいました。


先生、ごめんなさい

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