「再び部室へGO!!」
浦杉の掛け声と共に
俺は、一応聞いた。
「部室ってどこ?」
「ハルキ…答えてっ!」
自分で答えろよ…。
「部室棟の3階。」
独り言のように柊が
小さい声で答えた。
部室棟の3階かぁ…。
「部室棟の3階への階段なんて3段飛ばしよ!」
「3段も飛ばさんでも
普通に歩け!!」
「部長でもない杉浦に
言われたくないわ!」
俺の言葉に全否定かよ
「着いたわ!ここが
我が部の部室よっ!!」
浦杉は胸を張りながら
ふふんと紹介した。
「入りなさいっ!」
「お邪魔しまーす…」
「座りなさいっ!」
えー…どこにです?
「自分で考えなさい!」
「あなたは、ここ。」
「あ…サンキュー…」
浦杉は教えなかったが
柊が教えてくれた。
「ハルキ!お茶。」
「了解。…あなたは?」
浦杉めー…柊をお茶係にしやがって〜!!
「あ…、お願いします」
「分かった。待ってて」
柊はやっぱり優しいぜ
「もう一回、自己紹介
私は浦杉恋那よ…。
そこにいるのが、
我が部のメイド。
柊ハルキよ…。」
「メイド…?だと!?」
「そうよ!可愛いし…
まさにメイドよっ!」
そんなに張り切るな。
「メイド…ではない。
ただのれんあい部員。
はい…恋那、お茶。」
「ありがとう!それと
悪かったわね…(笑)」
「で。活動は…?」
「まだしないわよ?
計画立てるだけよ!
別に、だべり場でも
悪くないでしょ?」
ほんとに勝手だぜ…
「脚本も考えなきゃ…
ってか!部員集め!!
部活の人数は最低5人
だったはずよ!」
え…って事は…?
「廃部寸前なのかよ!」
「だから、あなたが
入ってくれてよかった」
柊…ヤバい!マジ萌。
「あんたって何組?」
突然なんだよ…?
「2組だが…?」
「2組…私達は1組なの
残念ね…(苦笑)」
「なんだよ…浦杉。」
まるで俺と同じがいい
みたいな!なんだよ…
☆次回予告☆\r
ツンデレな杉浦時雨の恋心。
次回は時雨がハルキではなく、恋那の一言で
恋那を気にし始めます!お楽しみに☆ayaki。