ほっぺキングダム 30 〜みーくんの友達でいることが俺の誇りだ? 有馬の言葉、届いていたのだろうか…。 有馬、今までありがとう…?もう助けなくていいよ。るー6おすすめ!渾身の感動作!〜

るー6  2010-05-06投稿
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「じゃあ、袋叩きに会いたいよね?」
「……。」
有馬は唇を噛んだ。自分の無力さに腹が立った。
アレンはお構いなしに、有馬を殴る、蹴るの暴行を始めた。
…もう、叫びもしなくなった有馬。生きているのが不安になった。
しのたく、おかたく、助けに来てくれ…。
その思いが、今閉ざされた。
非常通路へ繋がる扉に強い結界が張られてしまった。(どうする…。)
助けられそうな物…。物はあるが、体が動かない。
「有馬…!」
徐々に苦しめられていく2人。やがてみーくんも標的にされた。
「ねぇ、有馬くん。」
アレンは有馬の髪を強引につかんで言い放った。
「弱いね。有馬くん。仲間も、守れずに袋叩きにあっちゃって。」
有馬は虚ろな意識の中、殴られたり、蹴られたりしているみーくんを見た。
「どう?気づいた?自分のせいで、周りの人が傷ついていること。」
…また、落ち込む有馬。
その隙に、どんどん殴られる悪循環。
有馬は最後の力を振り絞って、アレンの手を振り切った。その隙に、一瞬だけ魔術が弱まった。
「俺…まだ弱いけど…。」ここ、感動するところ。申し訳ない。うざがらないで?
「俺…こんなバカだけど…。」
有馬はゆっくりみーくんに近づいていく。
「おい。囲んで殺せ。」
アレンの命令により、有馬はすぐに囲まれた。
「みーくんの…。」
「有馬…?」
みーくんは未だに蹴られながらも、有馬を呼んだ。
「大事な…友達なんだ。俺…。」
アレンの目が光る。
「友達ねぇ〜?その程度で私たちを倒せるとか思っちゃってんの?」
「思ってねぇよそんなこと…。」
アレンは有馬の言葉をうざがっていた。
また、いい場面始まっちゃったって…。
「俺はただ、みーくんの友達でいること…。俺は凄い誇りに思っているだけ。」誇り…だって。うれしいな…。
本当に、嬉しいよ?
でも、もう、疲れた。
みーくんの目が閉じてくる。
ゆっくり、1秒1秒。ゆっくりと。
それを止めてくれる人は、もういないだろう。
いや、すぐ近くにいるかも知れないけど。
でも、もう助けなくていい。
有馬は頑張った。
僕を最後まで守ってくれた……?。
そして、楽しませてくれた…。
「みーくん!」
有馬は、雑魚共をなぎ倒してみーくんに駆け寄った。
息がもう、

今にも消えそうだった。

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