オッケーやっちゅうの!

理奈  2010-05-06投稿
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千裕(男)と理奈は、地方で有名んなるくらい面白い!千裕の面白いボケ、あたしの自信あるキレのあるツッコミ。
「あんたりゃ ここらの有名人だよ!」
ってよく言われる。
その度、あたし達はもっともっとお笑いの練習をして、どんどん面白くなってくんだ。
こんな楽しい生活、あたしみたいな一般人にはもったいないくらい!

明くる日――…
「な、理奈!」
「ん―?」
「…き 気晴らしに、海行こうや」
「ええけん―!」

夕日がありえないほど綺麗な、海で、ここで…
あたしの人生、変わったんだ――。

「お前、このまま一緒にお笑いやってくつもり?」
千裕の相変わらず整った顔が、夕日に照らされ美しく影ができてる。
いつも見てるはずなのに、ロマンチック〜…だから少しドキッとする。
あたしは笑って答える。
「当たり前やん?このままあんたとやってくからな!覚悟しとき!」
バシッとキメると、千裕は幸せそうに笑って、あたしに飛びついてきた。
「うわぁ 千裕!?」
「大好きや!理奈!これからもずっとずっと絶対絶対一緒に活躍して、大スターになろう!!」

誰もいない海で、あたしの両肩を掴みながら千裕は言った。
あたしは、楽しみになって、こう返した!
「うちも大好きや!千裕!!かっけくて、優しくて、いつもうちをわくわくさせてくれてありがと〜〜〜〜〜!!!」
とても女とは思えないほどなでかい声であたしは叫ぶ。

嬉しいんだ…
大スターになるなんて事… 千裕と一緒にいれる事……

二人 大好きって思える事―――。

「そうや!理奈!一緒に夫婦漫才やろうや!」

――――へ?

「それって… 」

千裕はクスッと笑った。



「結婚して、一緒に死ぬまで漫才やってやろうって…… 事。」

「あ…… 千裕…」

「理奈……?」

「う……」

あたしは泣きながらツっこんだ。

「あたしらまだ中学生やん!!」

「そやったわ!」

二人でケラケラ笑って、こぶしをコツンって…
ぶつけた。



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