「おい!授業中に寝るんじゃない!何度言ったらわかるんだ!」
うるさい先生の声が響いても俺は全然おきひんかった。
(あいつがおらな本間日常おもろないわ。)
そんなことを考えながらいつも自殺して死もた、澪のことを考える。
(俺が頼りなかったんかな…)
「うわ〜ぁもぉわけ分からんわ〜‥」
そう俺がつぶやいたら先生はニコリと微笑んで、
「そ〜か!そんなに分けわかんないなら補習して教えてやろう!」
「は?補習?!いややわ!そんなん絶対いかんからな!」
(こんなときに落ち着いて勉強できるはずないって分からんのかいな…)
そんな時、チャイムが鳴った。
「チャイム鳴った!授業おわりや。ほなバイバイせんせー!」
俺は一番先に教室を出る。
(澪…ユーレーにでもなって現れてくれんやろか…)
そんなことを考えながら家に帰る。
澪との出会いは冬。雪の中で眠る天使みたいなお前を俺は見つけた。