ディフェンド? ”ピラニア” 33

 2006-08-25投稿
閲覧数[345] 良い投票[0] 悪い投票[0]

 「アンタ、そんな強そうなこと言っていいの?まだ、子供じゃない」
 瑠理は、フッと鼻で笑っていった。凛はその言葉を聞くと瑠理を睨みつけて右手を前に突き出す。
 「強がってなんかない!」
 すると、凛の後ろから大きな波が瑠理を襲う。瑠理は、波が当たる寸前で避けた。
 
 ココ(海)はアイツにとって有利な場所。

 でも、アタシの方だって

 有利なんだよ・・・オチビちゃん

 ココは海だ。凛と瑠理の能力が充分に発揮できる場所なのだ。瑠理も負けずに反撃をする。巨大なサメを凛の方に向かわせた。
 「くっ・・・」
 凛は、目の前に水の壁をつくる。サメはそこにぶつかり何回も、体当たりしている。
 「さっきは、それで防がれたからね・・・」 
 瑠理は、ニッと笑った。すると、凛の後ろからもう一匹のサメが現れた。サメは、凛の背中に向かって頭突きした。凛はその勢いで瑠理の後ろまで飛ばされた。
「うぅっ・・・」
 頭突きのせいで上手く立ち上がれない。立ち上がったときには、フラフラしていた。
 「あらあら。まだ、これからなのに」
 瑠理は右手を前に突き出す。すると、凛の周りをグルグルと回っている影がある。
 「やっちまいな」
 と、瑠理が言った瞬間に凛の下にあった影が一瞬消えた。

 ザバァンッ・・・!!

 水中から飛び出してきたのは、アマゾン川に生息してるはずのピラニアだった。
 



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 梓 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ