「起きて!!あたしまで遅刻しちゃうってば!」
怒鳴り声が聞こえる。
聞き慣れている声。
「お兄ちゃんってば!」
アアアアア!!
布団を奪い取りやがった。目を開くと、布団をぶん投げている妹の姿。
「ああ、もう!!さっきから叫んでたのに〜!この馬鹿アニキ!!最低!!遅刻する!」妹が大声で叫ぶ。
「すまん…」
妹の名は、水無瀬きずな。俺は、水無瀬イツキ。きずなは血のつながってない妹である。
再婚して俺ときずなは出会った。
幼稚園に通っていた頃から一緒
「今パンを食べるから!」
「そんなヒマないってば!!この馬鹿!!死んじまえ〜」
そしてちょっとツンデレ。
この関係がずっと続くと思っていた。
「はあ…。ギリセ〜」
しゃがみこみ、息を切らすきずな。
「なんで先に学校行かなかったんたんだよ?先に行けば、走って来る事なかったのにさ」
俺が言うと、
「うるさい馬鹿!!死になさいよ!!コロス」
と、ズタズタ歩いて行った「はは」
俺はクスクス笑いこけた。
次回予告♪\r
「水無瀬さんが好きなんだ」きずなに片思い中のきずなの同級生。
イツキの行動は?