「嵐宮さんが、転校する事になりました…。」
小学校6年生の10月20日、私は違う小学校に転校する事になり、今日…先生がクラス全員に伝えた
「え…!?なんで…?」
教室がざわめく。皆が
私に目を向けていた…
自分だって転校したく
ないもん。だって、
好きな人がいたから…
でも、用事だし…
仕方ないよね…?
そして、休み時間…。
「なんで、転校なの?」
「転校ってどこにだよ」
いや…聞かないでよ。
私は、まだいたいの…
皆と…君と一緒に…。
好きなくせに、告白は
出来ないから…。
私が君を好きになるまでの事を教えてあげる。
始まりは5年生の頃…
私と君は同じクラスになった。君の事を気にし始めるのは、算数の時間。
「算数の時間は、4クラスに分かれます。
太陽と虹ABと星です。」
算数の時間はクラスが
別々になる。
「莉乃♪何にする?」
私と仲のいい友達、
高垣咲耶が聞いて来た
「莉乃は…虹かな♪」
「へ〜、咲は太陽だよ
一緒のクラスにしよう」
「えー?虹がいいよ…」
結局、私と咲は別々の
クラスにする事にした
私は虹、咲は太陽。
数日後、クラス発表。
太陽は…高垣さん…です
おお!咲は太陽決定!
「虹は人数が多いので
ABに分かれますので。
まずA、嵐宮さん…森君
ですのでね♪」
え!?このクラスでは
女子1人だけなの!?
その後、虹Bには女子が
たくさんいた…(泣)
そして、算数の時間。
私は虚しく虹A教室に向かう。気まずいなぁ…
教室に着くと、席決めをしていた。
身長順らしい…。
結局、私は4番目…
君の隣りの席になった
君は私より背が小さい
君…森裕也は算数の授業が退屈なのか、私に話しかけて来た…。
「おまえの好きな人って大久保だろ!!(笑)」
「なっ、何で知って…」
「高垣から聞いた(笑)」
「言っとくけど、咲も
大久保の事好きだよ…」
「え!!マジで!?」
その時は…森裕也ではない、大久保隼人が好きだった…。
それから算数の授業は、君と話す時間になった。
次回をお楽しみに☆
ayaki