いつかはこの桜並木を貴方と一緒に歩けるって信じてた。
ずっと信じてた。
いつかは絶対わたしの隣に来るって思ってた。ずっと思ってた。
君といずれは歩くと思っていた桜並木。ふと見上げるとこんなにもせつない色。いままで全く知らなかった。
一人で座る公園はこんなにも寂しい。君がいないだけで、こんなにも私の世界は変わってしまう。
いつの日もどんな時でも、君は最高の笑顔でいてくれた。その笑顔を一人じめできなくなる。自分の物じゃなくなる。考えただけで涙が止まらない。貴方の前ではカッコつけて『他の子と幸せになってね』なんて言ったけど本当はそんな事…
君がそばにいてくれるから頑張れた事がたくさんあった。
どんなに辛い事でも悲しい事でも貴方は勇気を何度も注いでくれた。そんな貴方は、皆の中心。私なんて釣り合わなかったんだね。貴方が言った『さよなら』は誰からの言葉よりも辛かったよ。こんな事なら、貴方と出会わなきゃよかった。なんて思った事もあった。でもやっぱり貴方と逢えてよかった。ありがとう。ほんの少しの時だったけど、私を幸せにしてくれて。今なら心から言えるよ。
『素敵な人を見つけて幸せになってね』